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本物の不易流行を考える

「不易流行」という言葉があります。 時代と共に変化していくものと、時代が変わっても変化しないものがあるという意味ですが、
不易を「変えてはいけないもの」と考える人がとても多いです。

変えてはいけないものだから、
私が頑張る・・・
私がどうにかする・・・
私が踏ん張る・・・
と考えてしまう方が多いのです。

しかし、個人がいくら踏ん張っても、時代の変化・時代の変遷の中で、消えていく「こと」や消えていく「もの」は沢山あります。

地球は、過去の歴史の中で氷河期をはじめ、いくつかの変遷を経て生きています。
何万年・何億年の歴史の中で、「不易」などということは、無いのかもしれません。

ならば、今の時代で不易だから残したいという「もの」「こと」も、時代とともに、変化していくと考えます。

弊社の仕事の分野で言えば、給与明細です。
労働基準法上、毎月1回賃金を支払わなければなりません。
その際に「社員への通知義務」があります。
そのため給与明細が無くなることはありません。

ただ、コロナ禍の影響もあり、多くの弊社お客様が
紙の給与明細から電子明細(WEB上での明細)に切り替えています。

「やはり紙の明細で、社員に手渡ししたい・・」
「賞与だけは、現金で支給したい・・・」

このような経営者の考え方は、「本物の不易」なのか?
それとも流行により、時代の変化により消えていくのか?

コロナ禍の影響もあり、時代は大きく変化していて、間違いなくその予兆が見えてきています。
ドットプリンターが消えれば、紙の明細は同時に消えていきます。

令和6年2月1日 水谷英二の経営者に一言
今月のテーマは、「本物の不易流行を考える」でした。