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残業・休日出勤は、上司の命令

「残業・休日出勤は、上司の命令」であるという事実・真実を、多くの国民は知りません。
労働基準法の解釈と、多くの労働裁判の判例から、このことは事実・真実となります。

「自分が会社に居た時間=労働時間」だと、多くの国民が考えています。
しかしそれは誤りです。

労働基準法には、「始業・終業」を明記しなければならないと定められています。

アルバイトでも同じです。
始業・終業を個人的ごとに、労働条件通知しなければなりません。

労働基準法は、「刑法」ですから、アルバイトでも始業・終業を明記しなければ、違法行為になります。

「シフトによる」でも大丈夫ですが、
シフト表の本人確認はいつなのか?
誰が命令したのか?
それらも労務管理において重要なポイントになります。

「始業・終業」が労働契約・労働条件として本人に通知されている場合、その前後「始業前」「始業後」が時間外労働です。

その時間外労働は、上司が命令しなければいけないというのが、労働基準法の解釈であり、多くの労働裁判の判例です。
もちろん、部下が残業をしていることを知っていて、何も言わないことを「黙認」と言いますが、「黙認」は裁判例では、「上司の命令」となります。

今月のテーマの結論として、今日本中で「上司」が不在であるということです。

本来の時間外命令を明確にしていない「上司」ばかりです。
「なんとなく・・・」「面倒くさい・・・」この言葉が日本中に蔓延しています。
それも経営者の責任です。

組織とは、100%すべて経営トップの責任です。
「知らない・・・」と言うこと自体が経営トップの責任逃れです。

部下の仕事の状態を知らないというレベルの部長・課長を任命したのは、社長ご自身ですから・・・

8月1日 水谷英二の経営者に一言
今月のテーマは、「残業・休日出勤は、上司の命令」でした。