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給与計算ご担当者の精神的ストレス

給与計算業務に付随する大きな判断業務は1年間に3種類あります。
年に1回のみの業務となりますので、相当優秀な従業員様でも、最低3年はマスターするまでに時間を要します。

これらの判断業務をお一人で完璧にマスターするまでの3年間は、相当なるストレスが1年に3回やってくるということになります。
過去の自分のメモや、先輩が残してくれたマニュアルを確認し、その都度分からない部分は役所に問い合わせをして長電話に、、、

一つ一つの仕事は簡単でも、過去の賃金台帳と一致せず原因が分からず時間が永遠にかかってしまったり、
最悪は年に1回の業務そのものがやり直しとなることもございます。

1年に3回の大きな判断業務の他にも、月々の給与計算業務に付随する業務は、下記の通りです。

①社員・パート社員の入社・退職に関するハローワーク・年金事務所等への届出との連動(情報共有)
②月中の採用・退職または休暇中に入る社員、また休暇から復帰する社員の日割り計算
③人事異動での昇進・昇格に絡む賃金の昇給・降給等の作業
④毎月毎月の固定的な賃金変動による社会保険月額変更計算(随時改訂)
⑤年次有給休暇の時給者・月給者の計算業務
⑥年次有給休暇の賃金台帳への反映業務
⑦営業職報奨金等の社会保険算定賃金かどうかの判断業務
⑧入社時には決定できない各種賃金手当部分のその後の社会保険算入への判断業務

挙げればこれ以上にも多くございます。
上記のような判断業務を毎月100%達成できなければ、給与計算業務は完結しません。

ここで大事になるポイントは、「経営的な視点」「経営的な判断」です。

ご担当者がいくら給与計算業務をマスターしても、粗利益獲得には1円も貢献することはないという事実です。
『社員はワクワクする仕事に集中せよ』とドラッガーが言われた所以です。

経営的な視点で考えたとき、給与計算業務は社内で行う業務といえるのでしょうか?


今月のテーマは、「給与計算業務に付随する業務」でした。